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弓月が和菓子を愛するまで。 

■はじめましてこんにちは。弓月ひろみです。6月16日は和菓子の日。というわけで、今日からOPENした「和菓子好きっ!」の筆者です。

■ いきなりでなんですが。こんな仕事をしておきながら、一日三食和菓子でもいいなぁ、と思う日々。京都に行けば一日20件の御菓子司をめぐり、ホテルに戻ってゴハンも食べずにひたすら和菓子。結構ありえないことを平気でしてしまっています。でもね、大丈夫、太らない。何故ならそんな時って大概、徒歩で和菓子屋めぐりをしているから。気づけば10km。いやん、あぶないなぁ。人、これを情熱とよぶ。まぁ、そんな話は極端 ですが、今では和菓子つくりを週1回。「あん」づくりを月1回のペースでやっています。和菓子作りをはじめて5年、ようやく板についてきたかしらん?  

■ さて、何を隠そう、私は餡子が大キライな子供でした。「あんこが嫌いな和菓子好き」なんていないって?いや、いないことはないでしょうけど、ごく少数で しょうね。でも、本当なんだもの。甘いものがニガテだった幼少期、私の一番嫌いだったものが「粒あん」でした。では、それがどうして無類の「和菓子好き」に化けたのか。それにはいくつかの理由があります。


■我が家は一家揃って、甘いものが苦手でした。幼少期の私といえば、ケーキも苦手、生クリームも食べれない。ポテトチップスなどのスナック類は母の教育上 NGだったようで、おやつといえば、おせんべい、かりんとう、芋けんぴ、干いも、そし て、たまに出される大福や草だんご。「お餅は大好き!でも、あんこは嫌い。」そんな私は「あん」のついたおやつが出されるたびに「ここ、いらない」と、 そぉっと「あん」をすくいとっては、母のお皿にへばりつけておりました。

■「あんこ嫌い」は治らぬままに、和菓子への興味は増してゆきます。時代劇が大好きで、大河ドラ マと「水戸黄門」、「三匹が斬る!」ばかり見ていた子供でした。もともと、日本らしさ、和のエッセンスに「きゅん」なタイプだったんでしょうね。時代劇の 中に出てくる和菓子はどれも美味しそう。映し出される和菓子職人の職人技。美しい彩り。TVチャンピオンが「和菓子職人選手権」だと聞けば、TVの前に座 り込み、折込みチラシの和菓子に丸をつけ、雑誌のレシピを眺め…。少しでもマネをしたく て、お赤飯をついて、お餅にしてみたり、べっこう飴を作ってみたり。屋台の飴細工に夢中になったこともありました。

■そんなある日、母が私に問いかけます。「ひろみちゃん、パパ、新潟へ出張にいくけど、お土産は?」私は、笑顔で答えます。「笹だんご!」また次の時、父 が私に言いました。「名古屋にいくけど、お土産は?」「赤福!!!」そんな私を見た母が、こう言います。「ねぇ、あなた、あんこは嫌いじゃなかった の?」…そして初めて気づきます。なぁんだ、私ときたら、ただ単に、贅沢な舌を持っていただけなのだ、と。

■その当時、私が「苦手」としてた「あんこ」とは、近所の餅屋さんの「粒あん」や、「缶詰のあんこ」だったのです。今となっては大喜びで食らいつくかもし れない「甘ーいあんこ」、それらは、舌に強烈なパンチを繰り広げるように甘く、それでいて重かった。当時の私には刺激が強すぎた、それだけのことだったん です。仕事帰りの祖母が銀座で買ってきてくれるデパートの美味しい和菓子、お中元やお歳暮や、お年賀でいただく老舗の和菓子。知らぬ間に「これは別枠よ、 あんこじゃないわ」と、意識もせず食べていた私の好物といったら、両口屋是清の「旅まくら」叶匠壽庵の「一壷天」に、とらやの「おもかげ」。あら、まぁ、 ずいぶん贅沢なこどもだったんですね。

■祖母は私が風邪をひくと、あまぁい「くず湯」を作ってくれました。夏になると母きは「わらび餅」を、そして時折「白玉団子」を作ってくれました。和菓子 職人の繰り広げる、やわらかそうな、まぁるく繊細な世界に惹かれていた私は直ぐ、そのお手伝いを始めます。素材のぷるぷるとしたやわらかさ、しっとりとし た手触りは、粘土や泥んこ遊びの楽しさに似ていました。出来たばかりの手作り和菓子は、得も言われぬ達成感と、優しい美味しさを連れてきてくれました。そ んな訳で、スーパーへ言っては「白玉粉」や「わらび粉」を買ってもらい、家族みんなに和菓子を振舞うようになったのです。和菓子作りはじめ。10歳の時の こと。

■さて、そんな幼少期を過ごした私に、さらなる「和菓子マニアの転機」が訪れました。中学校2年の頃、父が単身赴任したことをきっかけに行った、母の私の 京都2人旅。京都は、幼少期を大阪で過ごした母の「とっておきの地」。盆地の蒸し暑い8月、汗をかきながら入った高台寺の側で、人生を変える和菓子に出 会います。それが、母の大好きな「鍵膳良房の「くずきり」。今でも「死ぬ間際に、これを食べたい・・・」と思わせる、私の最高の逸品です。「世の中には、 たくさん美味しい和菓子があるんだ!」京都での「くずきり」との出会いをきっかけに、私の「和菓子探訪」が始まります。

■「日本全国、お いしい和菓子を食べつくす!」そんな夢を背中にしょって、美味しい和菓子をさがす日々。ここはその、旅日記的【和菓子blog】です。小さくて愛らしい、 四季折々の和菓子。庶民的で堂々とした、日常の和菓子。わびさびとを感じさせてくればかりか、見てほっこり、食べてほっこりの愛おしい和菓子たちを、たく さん紹介していけたらなと思っています。

■そして尚且つ、ある一つの野望も持っています。ケーキなどのゴージャスな洋菓子に押されて、少しだけしょんぼりしていた「和菓子」業界全体を、あっため たい!誰に頼まれたわけでもありませんが、世界一の和菓子タレントとなって、和菓子親善大使になれるぐらい、その人気をヒートアップさせたいなぁなんて考 えています。植物由来の素材で作る和菓子は、近年のヘルシー志向にぴったり。カロリーだって控え目です。ショートケーキ1個はペロリと食べれても、桜餅3 つは、なかなか食べれないでしょう?(大体同等のカロリーです)まずは、私の提案する「ちょっと新しい和菓子の楽しみ方」を見て「あ、こんなアソビ方もあ るんだ」って感じていただければ、これ幸いです。丁寧にいれた抹茶と緑茶だけが、和菓子のお供じゃない。そう、もっと自由に、やわやわと和菓子を楽しみま しょうよ ◇というわけで、長々とお付き合い、ありがとうございました。って、読んでくれた方はいるんでしょうか。もしいたらコメントをお願いいたします(読ませた 上に感想まで要求するのか?いえ、そうではなく、読んだ人がいたら、その時間を共有した証としての何かが欲しいんです。まどろっこしいな。)あらためて当 blogが何なのか知りたい方はこちらを。「和菓子好きっ!」のデータにおける、表記のルールをご覧いただく方はこちらをどうぞ。それでは、また後日。
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[ 2007/06/16 06:01 ] 当blogについて | TB(1) | CM(0)

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和菓子

和菓子和菓子(わがし)とは、日本の伝統的製造法で作られた菓子のこと。明治時代以降にヨーロッパなどから新しく日本に入ってきた洋菓子に対して使われる言葉。遣唐使によって伝来した唐菓子や、宣教師によってもたらされた南蛮菓子も和菓子に含める。概
[2007/09/29 07:33] URL あやねの記録






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